セントラル浄水器の取り付け方法に関する基本的なこと

　 　

セントラル浄水器は大きな浄水器となりますので、基本的にはご自身で設置工事を行うことはありません。各メーカーとも専門工事店や委託工事店がいるようですので、取り付けに関しては、各メーカーにお任せしましょう。

ただ、どんな工事を行うのか知っておいた方がいいと思いますので、一戸建て住宅の場合と、マンションの場合をご紹介します。

まずは、一戸建て住宅の場合の取り付け方法です。

セントラル浄水器の取り付け方法

【一戸建て住宅の場合】

水道メーター器の位置と宅内の水回りのある箇所を確認して、敷地内のどこに水道配管が通っているか（埋まっているか）を予測します。

その後、一番上流の位置と予想した箇所を実際に軽く掘ってみて、 土の中から水道配管を探し出します。（３０センチぐらいの深さに埋まっています。寒冷地の場合はもっと深くなります。）凍結深度（凍結線）が配管が埋まっている深さの目安になります。

配管が見つかったら、設置個所を具体的に決めていきます。
（必ずしも掘った場所に付けなくても大丈夫。配管を延長すれば、好みの場所に設置することが可能）

出来る限り家の裏側などの空いている邪魔にならない場所に設置するのがおススメです。
新築の場合は、設計段階から設置場所を決めて置くとスムーズに事が運ぶようです。（住宅工務店様への事前に話を通しておく必要があります。）

続いて、マンションの場合の取り付け方法です。

【マンションなどの集合住宅の場合】

セントラル浄水器を屋外にあるパイプスペースに設置します。

パイプスペースとは、水道メーター器やガスメーター器などが設置してあるBOX のこと。パイプシャフトとも呼ばれることがあります。多くのマンションでは、玄関脇にパイプスペースの扉がありますので確認してみてください。

配管が見えていますので、一戸建ての時のように探す手間はありませんがマンションの場合、設置スペースが非常に狭いケースが多く配管工事をフレキシブルに行なえる製品でないと取付けはむずかしくなります。

配管が付属しないセントラル浄水器本体のみの製品なら、フレキシブルに配管工事を行なえるので、マンションで設置が可能になります。（ 設置スペースがある場合です）

なお、分譲マンションでも、賃貸マンションでも、設置個所のパイプスペースはマンションの共有部分にあたるため、設置には管理組合やオーナー様、大家さんなどに申請が必要になります。

設置希望の方は管理会社または大家さんに打診してみて下さい。