セントラル浄水器にも、「選び方の秘訣」があります。あまり知られていない特別な方法を伝授します。
セントラル浄水器を初めて導入してみよう、という方のために選び方の秘訣をお伝えします。正直、いろいろなメーカーがあるので、選ぶ基準がわからないのではないでしょうか。(私がそうだったので・・・)ですが、その前に一つだけお話ししたいことがあります。
あなたは、
「良いお水は、飲み水だけでいいと思うんだけど・・・」
と思っていませんか?
もし、このように飲み水だけを改善したいとお考えなのであれば、セントラル浄水器は必要ありません。むしろ、セントラル浄水器について調べる時間が無駄になるかもしれません。
「飲み水だけを改善したい」のであれば、蛇口に付ける小さい蛇口型浄水器かポット型浄水器、またはウォーターサーバーがお勧めです。
逆に「飲み水以外も改善したい」のであれば、セントラル浄水器は何よりもお勧めの製品です。セントラル浄水器は飲み水以外のお風呂やキッチンなど、暮らしのすべての水を改善したい方にはうってつけの製品です。
そんな、暮らしのすべての水を改善したい方のために、初心者の方にもわかりやすいように選び方の秘訣をお伝えします。
選び方の秘訣
セントラル浄水器は、ネットで探しただけでもたくさんあります。そんな製品群から、良いセントラル浄水器を見つけるためにするべきことは、「比較するための基準」を設けることです。
じつはこの基準、実にシンプル。
シンプルですが、何より大切なのでしっかり覚えていただきたいです。
まず1 つ目は・・・
購入後、倒産したでは、話になりません。企業としてしっかりとしている所の製品を選ぶ事は大切です。(失礼なことを言っているのかもしれませんが、浄水器なだけに・・・メーカー選びは慎重に)中小企業が多いこの業界ではありますが、しっかりとした企業の見極めは必須です。
企業の大小で判断するのではなく、Web ページに社長や社員が顔出ししている企業や社会貢献などの活動の有無も見極めのポイントです。実績を確認してみましょう。
2つ目の基準は・・・
活水機能など、あやしい機能が付いていないものを選びましょう。 また、放射能が取れるなどの過剰な性能アピールも疑ってかかった方が無難です。浄水器の「仕様」は書き方などが「家庭用品品質表示法」で定められているものもあります。決めごとに沿った書き方をしているかなどもチェックポイントです。そういった細かな点も見ていくと企業の人となりが見えてきます。
また、残留塩素のろ過能力において日本工業規格「JIS S 3201」できちんと検査をしているのであれば、検査機関が出している試験報告書(分析データ)があると思いますので、確認してみましょう。きっと企業サイトに掲載していると思います。中には、机上値(机上値かさえも怪しい)であるにもかかわらず、あたかも検査をしたように記載しているサイトもあるので、注意が必要です。
上場しているような大手企業なら嘘をつくような表現はしませんが、まだまだ油断なりません。
そして、3つ目
たくさんの人が利用している製品は、
- 「多くの方から選ばれた製品」
- 「長く愛され続けている製品」
と言えるでしょう。 多く売れている製品、長く愛され続ける製品には、それだけの理由があるからです。「お客さんの声」が充実している企業を選びましょう。
ただし、「お客さんの声」自体がやらせの場合もあるので、しっかりと読みこんで見極めることも大切です。
また、お客さんの声の鮮度も重要視しましょう。昔の古いお客さんの声しか乗せてないなど、企業としてのヤル気を疑います。更新頻度もチェックしてください。
ここまで読んだ方なら、うすうす気づいたかもしれません。
「性能やサービスを見ずに決めるのか!?」と。
もちろん、性能やサービスの違いも重要なのでが、それよりなにより、その製品やサービスを提供している企業がどんな会社かが大切。浄水器選びに何度も失敗してきた私だからこそ言えることだと思っています。「どんな会社と手を結ぶか」で受けられるサービスも違ってきますし、安心して気持ちよく使い続けることができます。パートナー選びと近いものがありますね(笑)
さて、話を戻しますが、さらに、この3つの基準に加えて、
- 浄水器本体価格と性能は比例するのか?
- フィルター交換は誰がするのか?
このポイントも、見過ごしてはいけない大切なポイントです。
浄水器本体価格と性能は比例する?
これはむずかしい質問です。
本来ならば、「高価格=高性能」という式が成り立ちます。
しかし浄水器の場合、本体はあくまでも『器』として捉えます。つまりフィルターの性能を最大限発揮させるための容器でしかありません。一番大切なのは、フィルター部です。
分かりやすい例をあげると、蛇口型浄水器の交換用フィルターを見ればいいです。 性能が良いフィルターは高い。性能がそこそこのフィルターは安いんです。値段の違いが分かりやすい形で表れています。
セントラル浄水器の場合は、本体の材質がプラスチック製のものやステンレス製のものがあるので「高価格=高性能」は成り立ちませんが、フィルターに関しては「高価格=高性能」は成り立ちます。
各社さまざまなフィルターがありますので、よく比較してみてください。その際には、仕様が「家庭用品品質表示法」で定められた書き方になっているか、検査をしたと記載されているのなら正式な試験報告書(データ)が載っているか、など確認してみてください。
フィルターに関しては「高価格=高性能」が成り立つとお伝えしましたが、蛇口型浄水器のように、同じメーカーからフィルターが何種類も販売されているわけではないので、同メーカー内で比較のしようがないかもしれません。だから、価格で決めるよりも、騙されないように会社の信頼性をみてから選んでください。
そして最終的に、
- 高い製品を購入したことで満足するか?
- 良い水のある生活を手に入れて満足するか?
どちらに重きを置くかだと思います。
ただ・・・
セントラル浄水器は購入して満足する製品ではなく、良い水のある生活を手に入れるためのものだということはお忘れなく。
一応、補足ですけど・・・
性能の話ではありませんが、プラスチック製本体とステンレス製本体では、材質が違うだけで、性能には影響はありません。が、耐久性は圧倒的にステンレスの方が高いですよ。長く使いたいなら、絶対ステンレス製がいいですね。
フィルター交換は誰がする?
実は、これが一番の盲点。
私はこれで苦労してきました。セントラル浄水器を使った事がない方には、意味のわからない質問かもしれまんね。
「妻にやってもらうわけにはいかないし。どうぜ俺がやるんだろうな。」
その通りです。
セントラル浄水器のフィルター交換は女性が作業をするには大ごとです。我が家でも、当然私が交換していました。。。(うちの妻いわく、こんな大きな浄水器のフィルター交換なんて出来ないしやりたくないと…)
しかしこれが間違いのはじまり。
セントラル浄水器を使い続けるには、フィルター交換もやり続けなければなりません。
これを毎回、自分でやるんです。
これをお読みの方が奥さんでしたら、旦那さんに毎回やってもらうんです。浄水器の使用に反対だったり、否定的だった場合、快い協力は得られないと思っておいたほうがいいでしょう。また、単純に面倒くさいという理由で、いい顔をされないこともあります。
実際に私もそうでした。フィルター買っといてと頼まれ・・・、届けば交換してと・・・、笑顔で受け答えてはいなかったと思います。
理想としては、自分でやらなくても(旦那の協力(肉体労働的な)を必要としなくても)大丈夫なサービス体制がある所の製品を選ぶ。これにつきますね。
購入後の事になりますが、事前にしっかりとサービス体制の事もチェックしてみてください。この辺りをきちんと押さえておかないと、フィルター交換時期を迎える1年後に「あっちにしておけばよかったなぁ」と後悔することも・・・。
次ページではもう少し詳しくお話しします。
どのメーカーにするか決定してしまう前に、ぜひ一度ご覧になってください。